合成界面活性剤

 

水と油のように本来なじまないものをなじませる物質をいいます。陰イオン系・陽イオン系・非イオン系・両性イオン系があり1千種類とも2千種類ともいわれている。

   ●恐るべき浸透作用    

 皮膚というものは本来防御作用としての働きがありどんな物質も簡単には取り込まないようにできています。

  皮膚に付着すると衣類や食器の油を剥ぎ取るように、皮膚表面にある非脂肪膜を剥ぎ取ります。それと同時に細胞と細胞の隙間を開き細胞膜を溶かし細胞を破壊します。これが皮膚障害、肌荒れ、ひび荒れなのです。そしていっせいに皮下に入り込み皮下組織を破壊し、血管壁を破壊し血液の中に侵入していくのです。

 ●恐るべき乳化作用

液体と微粒子を混ぜ合わす働きで、皮膚細胞をはじめ、神経繊維や内臓細胞を次から次へとの細胞膜を溶かし細胞内のタンパク質を変性させてしまうという力を持っているのです。

 ●恐るべき残留性

  皮膚から侵入した合成界面活性剤は決して途中で分解されることなく体内を駆け巡ります。そして肝臓に蓄積し肝細胞を変性さたり腎臓の尿をろ過する膜の細胞を破壊するなど細胞障害を起こすといわれています。その他にも肺、心臓、脳、脾臓、副腎にも変性を起こしているとの報告があり、精子と卵子も破壊されているのであれば不妊の原因の可能性もおおいに考えられます。