アミン系発色剤

フェニレンジアミン、(パラフェニレンジアミン、メタフェニレンジアミン、パラニトロフェニレンジアミン)

フェノール系発色剤

  アミノフェノール(パラアミノフェノール、メタアミノフェノール、パラアミノフェノールヒドロキノン)

混合型発色剤

  パラアミノオクトクレゾール、硫酸トルエン−2,5-ジアミン、硫酸パラメチルアミノフェノール

上記は全てヘアダイ成分でこれらを適当に配合して、目的の色調を作る。第2液として過酸化水素などで酸化して染色される。

毒性はいずれも皮膚、粘膜に激しい刺激があり、過敏症となる。皮膚炎から発疹が生じ、顔、背中、喉にまで広がる。発熱、喘息なども起こる。ヘアダイ成分の多くは、強い変異原性があり、特に光の存在で一層増強される。発ガン性の疑いが強い。

    過酸化水素水

   脱色剤、酸化剤、漂白剤、防腐剤、殺菌剤

ただれ、アレルギーを起こす。遺伝子損傷性、染色体異常が報告されている。発ガン性物質に指定されている。

              レゾルシン

  保存剤、防腐剤、

  皮膚、粘膜を刺激する。人によりアレルギー反応を起こす。皮膚から吸収されて、メトヘモグロビンを生じチアノーゼ、昏睡、致死的な腎臓障害を起こす。レゾルシンを配合した膏薬を用いた幼児が甲状腺機能障害を起こした例がある。過敏症やアレルギー症の人には危険な中毒を起こし致死する。